パンチャ・コーシャの食物鞘

ヨガの教えの中に

パンチャ・コーシャ（人間五臓説）という教えがあります。

真我を包む五つの鞘があるそうです。

食物鞘、生気鞘、意思鞘、理知鞘、歓喜鞘の五つです。

ある時、ヨガの先生に、パンチャ・コーシャについて教えていただきました。

この五つはどうも気づきのレベルということらしいです。

教えていただいた後に、先生から自分の生活の中のパンチャ・コーシャについて

考えてみてと言われ

私はいろいろと思いを巡らしてみました。

その中でも食物鞘について思い当たるところがありました。

私は、周りの人たちも認める、無類のコーラ＆ビール好きでした。

忙しい毎日を送る私の疲れを癒してくれるのは

決まってコーラとビールでした。

昼ごはんは、いつも忘れた頃に食べ、カップヌードルかサンドイッチとコーラ

夜遅くなってお腹が減ると、せんべいにコーラ

日付が変わる時間に帰宅して、つまみとビールを飲みます。

カチコチに冷やしたジョッキに、ビールを注ぎ

喉に流し込む時が至福の時間でした。

そして、ぼんやりとした頭で、短いひととき思いを巡らし

眠りにつく生活が続いていました。

3年前の正月休みの時、肩コリが酷くて寝込んでしまいました。

会社が始まってからも調子が悪く

やがて激しい頭痛と咳に悩まされるようになりました。

医者にも通いましたが、なかなか良くならないので

健康に関する本をいくつか読みました。

直感的に、これかなと思ったのは

「ココナッツオイル健康法」

「ジョコビッチの生まれ変わる食事」

「いつものパンがあなたを殺す」の3冊でした。

それから、パンやパスタ、うどん、ピザなどの

小麦粉が入った食事を取らないようにしました。

そうこうしているうちに

自分の一番好きなものが一番身体を苦しめているかも知れない

という話しを聞きました。

それでコーラもビールも飲まなくなりました。

昼休みは、どんなに忙しくても

近くの定食屋で焼き魚定食

間食はしないで、コーラの代わりに炭酸水

会社の夜食で皆んながピザを取るときにも、遠慮することにしました。

1年くらい経つと、我慢というレベルから当たり前になって来ました。

余計なものを食べなくなり、体重は7〜8キロ落ちて軽くなりました。

その頃、大手広告会社の女性社員が自殺して

世の中では働き方改革が叫ばれるようになりました。

それでも私の忙しさは変わりありませんでした。

ただ、今まで何の疑問も持たず、情熱を傾けてきた仕事に

何か違和感を持つようになりました。

身体が変化したことで気づきのレベルも変わったのかも知れません。

この出来事のことを話したら

ヨガの先生からあたたかいメッセージをいただきました。

コーラが好き、ビールが好きも

一種の心の声ですが

もっと奥深いところで

心の声を聞いたのでしょうね。

そして、あなたはその声に

素直に従ったのですね。

信用できる声、理知鞘に敏感になれば

毎日は気づきと学びの連続になりますね。

本から学べない理知が

自分の中にあるという経験は

私たちを強くしてくれます。

本日も日々の備忘録のようなブログに

おつきあいいただき、ありがとうございます。

ココナッツオイル健康法

ジョコビッチの生まれ変わる食事

「いつものパン」があなたを殺す―――脳を一生、老化させない食事 (三笠書房　電子書籍)