Flaneur-フラヌール-

50代からのSecond Life

本屋にて

アーユルヴェーダの本を探しに、丸善に行った。

なかなか見つけられずに、周辺の本棚を目で追いかけていたとき

ふと、以前、サンマーク出版のメルマガで見つけた

「がんを乗り越えてきたひとが知った7つのこと」という本を思い出し

探すことにした。

 

すると、「がん」のコーナーで、じっと立ち読みしている中高年の男性がいた。

同年代なんだろうか、それともちょっと歳上ぐらいなのか

髪は白髪まじりで短髪、シャツをジーパンの中に入れていた。

 

その人の横に立って本を探していると

読んでいる本が目に入った。

「野菜で作るスープ」の本を食い入るように見ているのだ。

 

自分なのか、もしくは、奥さんなのか

身内のひとなのか

がんが見つかってしまって療養をしているのだろうか。

何か、治るヒントがないかを探しているのだと

その真剣な姿から、そう思った。


その瞬間、よみがえってきたのは一年ぐらい前のこと。

仕事の途中、大きめの本屋やブックオフに立ち寄っては

がんに関わる本を探したことを思い出した。

ある時、見つけた本は、献身的な奥さんが

旦那さんのがんを克服するために

毎日作ってあげたスムージーのことが紹介されていた本。

奇跡的にがんが消えた毎日の工夫が綴られていた。

思わず、それを買って帰った。

 

そのときの自分も、何か希望が見つかればと

その本を食い入るように読んだことを思い出した。
その男性の姿が自分と重なり、まぶたが熱くなった。

隣に立ちながら

何か声をかけてあげたいような衝動を抑え

心の中でつぶやいた。

「だいじょうぶだよ、きっとだいじょうぶだから、なおるから」と。

 

本日も日々の備忘録のようなブログに

おつきあいいただき、ありがとうございます。

「がん」をのりこえた人が気づく7つのこと

「がん」をのりこえた人が気づく7つのこと

 

 

 

がんが消えた奇跡のスムージーと毎日つづけたこと

がんが消えた奇跡のスムージーと毎日つづけたこと