Flaneur-フラヌール-

50代からのSecond Life

浴室の換気扇

数週間前から、浴室の換気扇の音が気になるようになっていました。
我が家は3LDKのマンションで築20年以上になります。
カビるのが嫌で、お風呂に入った後は換気扇を回しっぱなしにして
夜中にトイレに起きた時に止めるという使い方をしていました。
異音は、モーターの回る音に、金属が擦れるような音が重なっているみたいで
耳を澄ますと「ゴー」という音に「キーン」という音が重なっている感じでした。
そこで異音を消すために換気扇の掃除をしようと思い立ったのでした。

構造を理解して作業に入るのがコツ

Webで検索してみると、YouTubeでいくつか換気扇を掃除するとか異音を消すというような動画がアップされていました。
参考にしたのは以下の動画です。おかげで換気扇の構造を知ることができました。また、私の場合は、品番を見つけることができたので、Webで商品検索をして、商品の構造がだいたいわかりました。

電気の便利屋デンリ 電気屋ブログ

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・天井換気扇のお掃除

www.youtube.com

・ユニットバス換気扇の音を静かにする方法

www.youtube.com

最終的に辿り着いたのは、こちらの動画でした。

・換気扇の異音の直し方 その1

www.youtube.com

おかざきせんむさんという方が説明してくれているこちらの動画は
モーターのベアリングのお掃除という、異音の大元に切り込んでいます。
ここに辿り着くまで、換気扇のファンの掃除
換気扇の排気口周りのホコリ取りなど
2度ほどチャレンジしました。
その2度の作業でホコリをほとんど取り除いたことや
モーターの軸部分にオイルを注すなどしたため
若干ですが、異音が低くなったようでした。
しかし、夜中に回しているとやはり気になります。
そこで、おかざきせんむさんの動画を参考に3度目の挑戦をすることにしました。
つまり、モーターをばらしベアリングにこびりついたグリースの固まりを取り除きオイルを注すという試みでした。
すると、「キーン」という金属音が消えたのです。

ちなみに換気扇の品番はこんな風にシールが貼られていました。

kankisen-number

換気扇の品番 1996年の三菱製です。

すでに旧型でしたが、新しい品番のものがメーカーのホームページに紹介されていました。

工具は家にあるもので何とかしました。

3回目のチャレンジのときには換気扇の構造が頭に入った状態だったので
焦ることなく作業をすることができました。
準備したものをまとめるとこうです。

  1. とにかくホコリ(カビを含んだ)がすごいので、浴室や洗面台に置いているものはすべて避難しました。
  2. 万が一に備えて、作業がモーターにまで及びますので浴室のブレーカーを落とした方が無難です。そのため、照明として、全体を照らすデスクライト、手元を照らす懐中電灯が必要です。浴室エリア以外の場所から電源を取らなければならないので延長コードも必要です。
  3. 浴室天井の点検口のほぼ真上に換気扇本体があるため、何かに乗って作業することになります。我が家には、イケアで購入した木製の踏み台がありましたので、それを使いました。
  4. ねじ回しは、イケアで家具組み立て用に買っていた電動工具があったので、上を見上げて行う作業が比較的楽にできました。電動でないと結構キツイかも知れません。ファンを外すときには、先端のボルトを外す必要があるので、六角レンチがあるとよかったのですが、ないのでペンチで代用しました。
  5. ファンや換気扇本体のカバーなどのホコリを吸い取るのに、ハンディの掃除機が必要です。我が家にはプラスマイナスゼロのコードレス掃除機があったので助かりました。
  6. またホコリを吸い取っただけではファンやカバーはきれいにならないので、中性洗剤、ブラシ(我が家ではお風呂の床磨き用のブラシを使いました)、桶(段ボール箱にゴミ袋を内側にかけたもの)を用意して水洗いしました。
  7. モーターに注すオイルは、自転車用のオイルを使いました。
  8. その他、新聞紙や雑巾を作業に応じて使いました。また、自分の身体を守るために、汚れても構わない帽子、マスク、ビニールの手袋。私は眼鏡をしているのでゴーグルまではしませんでした。服装は、最終的にはティーシャツとパンツ一丁といういで立ちでした。作業が終わったら、すかさずシャワーを浴びました。

以上です。
2度目までは、ホコリを落として吸い取るだけでしたが、換気扇のカバーやファンを洗いますので、それらが乾いてから組立てし直します。そのため時間は余裕を持って作業を行うとよいでしょう。私はお昼ぐらいから始めて、夕方の17時くらいまでかかりました。

作業の流れについて

作業の流れについて記しておきます。その都度、写真を撮っていればよかったのでしょうが、なにせホコリが凄いので、一人で作業しながら、いちいちスマホで写真を撮るということができませんでした。

  1. 上記で紹介している工具を揃え、浴室や洗面所に普段置いてあるものを片付け、Tシャツとパンツ一丁になり、帽子をかぶり、マスクをしてスタート。照明がうまくあたるかを確認して、まずは、天井ふたを開けます。
  2. すると、換気扇のカバーが見えるので外します。私のはカバーから細い管が伸びていて、少し離れたところにある配管に横から刺さっていました。おそらく水滴を流してやるためだと思いますが、ちょうど斜めになるように、近くの配管に吊るすように固定されていました。そこを外し、そっと横から刺さっている部分を抜き取りました。
  3. ファンが見えてきますが、この上にももうひとつカバーがあります。固定されているネジを外します。電源のカバーみたいなところもあるので、そこも外します。形状のせいか、きれいに四隅にネジがあるというのではないので注意。
  4. 中のカバーを外すと、ファンを真ん中にして、4方向にダクトがつながっているのが見えます。ファン中央のボルトネジをペンチで回して外しました。ファンの回転の関係で普通と逆回転にしないと外れないので注意です。

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    換気扇カバーを外したら、またカバー
  5. 先ほどの4方向のダクトには、ホコリがいっぱいたまっています。一気にかき出すとホコリをかぶってしまうので、新聞丸めたもので少しづつかき出したり、ハンディの掃除機で吸い出したりしました。
  6. そのダクトのうち、3方向の入口に、薄い羽根のようなものがありますので、そっと外します。やや上のところに引っ掛けるところがあるので、片方引っ掛けて、少し羽根をたわませて、もう片方を引っかければかかります。風でパコパコ開いたり閉じたりするのだと思います。
  7. ファンを外した後は、モーターが天井部分に固定されていますので、モーターも外します。電源がつながっているので引っ張ったりして切れないように注意です。

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    モーター部分です。
  8. いよいよモーターをばらす段階ですが、私のはネジではなく、上下から差し込んでいる留め金のようなものがあって、それが2箇所曲げて固定されていました。ペンチで曲げ部分を伸ばして開けましたが、力が要りました。なかなか伸びず諦めそうになったほどです。この時も電源を引っ張ってしまわないように注意が必要でしょう。
  9. ようやく開けることに成功したところ、おかざきせんむさんの言っている通り、ベアリングが見えて、グリースが固まっていました。そこに自転車オイルをかけてブラシで汚れをとります。さらにフタの方にもこびりついていたので、そちらもオイルをかけてふき取りました。これで作業は終了です。
  10. 外したファンとカバー、羽根を中性洗剤を使ってきれいに洗い、ベランダで陰干しをしました。これらが乾いたら、今度はばらしたのと逆の手順で組み立てて完了です。

まとめ:作業を終えて

とりあえず、異音がなくなったので、我が家の平穏な日々が帰ってまいりました。
YouTubeの動画投稿がなかったら原因もわからず、我慢するだけして、その後は業者さんに交換作業を依頼することになったのでしょうね。
ここしばらくは、使い続けられると思います。
換気扇本体は、4万円弱の価格になっていましたが、交換作業の工賃などはどのくらいになるのでしょうか。
恐らく大半の方は、業者さんを呼ぶことで対処されていると思います。
急な出費を防ぐとか、自分でなんとかやってみようという方は
挑戦してもよいかも知れません。
カビを含んだホコリが凄いので、くれぐれも帽子とマスクをお忘れなく。
やったはいいけれど、動かなくなったり、組み立てがうまくいかなかったり、結局異音が消えないなんていうこともあるかも知れません。
異音の原因は、モーターだけでないこともあるようですから
挑戦する場合はよく調べて行ってください。
もし、挑戦される方がいたら、それなりの時間と最低限の工具、最終的には自己責任ということを覚悟でお願いいたします。

 

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