Flaneur-フラヌール-

50代からのSecond Life

ホ・オポノポノ

ちょっと笑っちゃうような響きがある「ホ・オポノポ」
これは、数百年前も前から
ハワイに伝わる問題解決の方法のことなのです。
 
家族でお世話になっている通称・丸ちゃんというお医者さんの
待合い室で見つけた本「心が楽になる ホ・オポノポノの教え」
ハレアカラ・ヒューレンという
帽子をかぶった優しそうなおじさんの本です。
 
さらに、丸ちゃんが、ホ・オポノポノダイアリーを使っていたので
とても興味を持ってしまい
本を購入して読んでみました。

 

人が思うように生きられないのは
潜在意識の中にある記憶が原因であり
この記憶を消去することで
大いなる自然、命の源、宇宙からのインスピレーションが届き
そのインスピレーションに従って生きることで
完璧な状態で物事が起こると書かれています。
 
今まで潜在意識というと
なんとなく自分の奥底にある意識という認識でいたのですが
ここでは、
「自分が経験したことだけでなく、世界が創生されてからの
すべての記憶が蓄積されたもの」と書かれていました。
 
辛い記憶はトラウマに、よい記憶は執着にとなって
私たちが正しい判断をすることを妨げているとのこと。
 
例えば、病気になるというのは
はるか昔から無意識に受け継いでいる「病気の記憶」のために
病気になってしまうということです。
 
それでは、そうならないためにどうすればいいのか
記憶を手放して、ゼロになる必要があります。
ゼロの状態というのは、仏教の「空」の状態のようなもので
固執する心、思い込み、先入観、偏見など
知らず知らず身につけてしまった記憶をクリーニングしなければなりません。
記憶が消去された時、はじめて
自分が本来持っている能力を
発揮することができるようになるということでした。
 

では、どうやって記憶をクリーニングするのか
それは、とても簡単な4つの言葉を唱えるだけ
 
「ありがとう。ごめんなさい。許してください。愛しています。」
 
何かを変えようとか、こうなってほしい、と考えることなく
ただクリーニングに集中すればよいということでした。
 
ヨガの瞑想法では
「オーム」と唱える響きとともに目を閉じる瞑想法や
「ソーハム」と唱える瞑想法があります。
どちらも頭に浮かぶさまざまな想いをかき消してくれます。
でも、結構、これも続けていかないと
頭の中に浮かぶ想いと、唱えている響きが行ったり来たりして
忙しい思いをします。
 
また、ホ・オポノポノが、ヨガに通じるところがあるのは
ヨガでいうところのカルマという概念です。
カルマとは、行為のことなのですが
毎日の生活の中で自分が行うこと
これは必ず何かの結果をもたらします。
そして、それは永遠に続いていくそうです。
自分という存在が消えても、消えないので
日々の中で悪い行いはせず、良い行いを積み重ねます。
これにはヤマ・二ヤマという教えがあり

具体的な方法を示してくれています。
 
話しを「ホ・オポノポノ」に戻しますと、
先程の潜在意識については
「あなたの中にいてくれる大切な存在」とも書かれています。
いつもあなたのことを見つめ
正しく生きるために必要なメッセージを送ろうとしている
まるで、お母さんの役に立ちたい子どものようです。
 
私なんかも自己肯定感が低くて
落ち込んだりすることがやたらと多くて
自分で自分が嫌になるのですが
もしかしたら、クヨクヨやメソメソやため息は
自分の子ども(潜在意識)に悲しみや嫌な雰囲気を伝えてしまっていることになり
さっぱりクリーニングできていないのかも知れませんね。
 
今日、昔からの友人に相談したいことがあって

電話しようと思ったのですが
でも、忙しいだろうなとか
こんなまとまりのない相談されても困るだろうな、とか
みんな自分で考えて解決してるんだろうな、なんて考えていたら
気が引けてしまいました。別に遠慮する相手でもないのにですよ。
 
でも、ふと本棚の「ホ・オポノポノ」に目がとまり

数ページ見返してみたら

余計な考えを打ち消してくれました。

電話してみました。
 
心配は全く無駄でした。

友人はいつもの楽しい友人でした。
 
毎日を複雑なものにしているのは
執着する心、思い込みなのかも知れません。


そう気づいたときには
「ありがとう。ごめんなさい。許してください。愛しています。」
と唱えて忘れます。
 
誰に向かって?
 
自分の中の子ども

そう、自分自身にですね。

 

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