Flaneur-フラヌール-

50代からのSecond Life

パッチ・アダムス・トゥルー・ストーリー

ジョークを連発する

ユニークな療法で心と体を癒す

パッチ・アダムス


物語は、彼が自殺未遂の果て
精神病院に入院したところから始まります。


ジョークで人を笑わせ、心を癒す能力に目覚め
精神病院を退院。
医者を目指し、医学部に入学。
大学に併設されている病院に潜入して
笑いとジョークで患者たちの心を掴んで行きます。


医療制度の理不尽さを目の当たりにし
無料の病院を作りたいと考え
友人たちの協力により夢を現実に変えていきます。


しかし、
患者のひとりが恋人を殺し自殺するという事件が起き
ショックから大学を辞めそうになります。
さらに、免許もなく診療所を開いたことで
退学の危機が訪れます。


その苦難を乗り越えて

無事に大学を卒業するまでが描かれています。


映画はここまでですが
最後に流れる字幕に
その後、パッチ・アダムスが
独自の治療を広く伝えたことが記されています。


実在の精神科医を描いた映画でした。


1999年公開のアメリカ映画で
映像そのものが古臭い感じがしますが
全編にユーモアが溢れ、笑いながら涙がこぼれるという
不思議なストーリーでした。

 

ユーモアと笑いは身体に

快い高揚感を与えてくれます。

笑うと、エンドルフィンという科学物質が

脳から血中に放出されるそうです。

それが2分も続くと全身に行き渡ると言います。

 

また、笑いの起源というのは

危険が去ったあとの安心感を

仲間同士で伝えあうための表情だという説もあります。

 

だから、笑う時は、余計なことも考えないで

腹の底から笑うべきなんだな、と思います。

 

毎日、いろんなことを考えて生活していると

なんとなく最近笑ってないな、なんてハッとすることもあったりして。

 

笑いには、鎮静作用があり心身を落ち着かせて

免疫機能を活性化させる効果もあるらしく

健康によく寿命を伸ばすとも言われています。

 

年老いた私の母は、病院に行くと

先生の話をビクビクしながら聞いています。

聞かれたことに、しどろもどろです。

「できるだけ散歩にも行くようにしています〜」とか言ったりすると

さらっと流されて、「では、次はいついつ来てくださいね。」

と言われて定期検査は終わります。

 

病院から実家へ帰るとしばし

年老いた両親と、私と妻の4人の茶飲み話が始まりますが

私は、深刻にならないように

「前回とまったく同じ!何も進んでないみたいだよ」

と父に報告します。

そして、あまり変化のない老夫婦のささやかな日々や

昔話を聞いて、おもしろ、おかしく過ごします。

 

もしかしたら、こうやって楽しく過ごしていたら

いろんなことを笑って迎えることができたなら

病気のことも、生活の辛いことも

どんより深い海の底のような気分にならなくて済むかも知れない

なんて思います。

 

パッチ・アダムスでは

精神の病になった人も、重い病気でベッドを離れられない子供も老人も

死にゆく人も、みんなみんな笑いを求めていました。

 

恐らく私も、私の周りの人もみんな、そうなのでしょう。

だから、できるだけ深刻な顔はしないようにしたいと思います。難しいけど・・・

 

本日も日々の備忘録のようなブログに

おつきあいいただき、ありがとうございます。