Flaneur-フラヌール-

50代からのSecond Life

アドラーの共同体感覚

自分が変われば周りが変わる。

周りが変われば世界が変わる。

 

アドラーの心理学で、共同体感覚という言葉があります。

第1に「自己受容」

家族のため、子どものためと頑張って来た人が

ある時ふと、自分には何があるのだろうか?と立ち止まることがあります。

自分を満たしているものはあるのだろうか?

例えば、大好きな音楽だったり

大好きなアーティストだったり

でも、それしかないな、とか、ガッカリしたり

リアルな世界では満たされないものがないな、とか

ちょっと唖然としてしまうことがあるかも知れません。

 

そんな自分を否定せず、「今の自分でいいんだ」と認め

受け入れることから始まります。

実は、一番愛を注がなくてはならないのは自分自身だからなのです。

 

シャンパンタワーをイメージしてください。

一番上のシャンパングラスに注ぐと

次第にその下のグラスにシャンパンが満たされて行きます。

そして、その下のグラスにも満たされ

やがては、タワー全体が満たされます。

一番上のシャンパングラスこそ、自分自身です。

自分自身が満たされなければ、周りを満たすことはできないのです。

 

このような心をつくっていくのが第一歩です。

 

第2に、他者信頼

信頼と信用の違いを考えます。

「信用」は英語で「クレジット」

条件付きです。

「信頼」は無条件で相手を信じること

信頼が生まれると、

人は「信頼できる人のために何ができるのだろうか?」

と考えるようになります。

 

その考えが生まれると

第3の所属感が生まれます。

そうすると、「ここにいていいんだ」という居場所ができて

安心することができ、幸福感が生まれます。

 

以前、年齢が倍くらい離れているパートの女の子に

「自己肯定感が低いですね。」と言われたことがありました。

「すごいことやってるんだから、もっと自信を持って

言いたいこと言えばいいのに。」とも。

 

その頃、誰かのために、と思って

やってもやっても、達成感は生まれませんでした。

誰かのために、と思っても

これだけやったんだから

認めてもらいたい

心の奥底では、そう考えていたのかも知れません。

 

生きづらさや居心地の悪さを抱えることがあります。

それは、自分を受け入れることができないからなのか?

子どもの頃から

学校ではわからないことがあれば勉強して

努力しよう、ということを学びました。

でも、これだと、1番になるまで安心できません。

 

アドラーのこの話しを聞いた時

少し、心を楽にして、自分を受け入れて

周りを見渡してみよう、そう思いました。

 

本日も日々の備忘録のようなブログに

おつきあいいただき、ありがとうございます。